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韓国 220人超死傷の梨泰院事故 セウォル号沈没以来の惨事

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記事入力 : 2022/10/30 21:08
梨泰院圧死事故:「立ったまま圧死した犠牲者多い」証言複数…専門家推定の死因は「圧着性窒息死」
 29日にソウル市竜山区の繁華街・梨泰院(イテウォン)で発生した「ハロウィーン圧死事故」の犠牲者の多くは立ったまま死亡していたと伝えられた。一部の報道機関では消防当局の話として、「犠牲者たちは下敷きになって圧死したのではなく、立っている状態で押しつぶされて圧死した」と報道した。インターネット上にも「立ったまま失神した人がいた」という現場での目撃談が投稿されている。事実、あるインターネット放送運営者が事故発生時、現場からリアルタイムでアップロードした動画には、ある女性が立ったまま四方八方から押され、その圧力のために苦しくなり悲鳴を上げ、まもなく力が入らなくなったかのようにぐったりする様子がとらえられていた。
 こうしたことについて、ネット上には衝撃的に受け止める人や、信じられないという人の反応もある。一般的に圧死と言えば「転倒して下敷きになる状況」が思い浮かぶためだ。ところが、専門家らは「立ったまま圧死することはいくらでもあり得ることだ」と話す。
 ソ・ジュンソク元国立科学捜査研究院院長は30日、本紙の電話取材に「死亡者のうち、かなりの数が『圧着性窒息死』と推定される。これは、立っている状態でも転倒した状態でも、姿勢とは無関係に起こる可能性がある」と語った。人間は肋骨(ろっこつ)と肋骨の間の筋肉と横隔膜を動かして呼吸をするが、今回の事故の犠牲者たちは、立ったまま四方八方から加えられた強い圧力のため、胸郭運動に必要な空間を確保できずに死亡したものだろう、と推定しているのだ。
 ソ・ジュンソク元院長は、「もちろん、解剖をしてみるまで断言はできない。地面に下敷きになった状態で衝撃が加わり、心臓などの臓器が破裂した可能性もあるし、首の骨が折れた可能性もある」「しかし、当時の状況から推定すると、最も可能性が高い死因は圧着性窒息死だ」と語った。
 コン・ハソン又石大学消防防災学科教授の見解も同じだ。同教授は「立って挟まれたままでも強く圧迫されることがあり、圧死する可能性はある」「人が体を支えられない状況では、少なくとも自分の体重の1.5倍以上の圧力が外部から加えられているということになるが、今回の事故では狭い路地に一度に数百人が集まったため、その圧力が急激に増した」「立ったままで肋骨が折れる状況もあり得たと思われる」と述べた。
 該当の職業に就いているという認証を経た上で参加できる匿名のインターネット・コミュニティー・サイト「ブラインド」にも、「医師」で登録されている人物が同様の投稿をしている。この人物は「圧死の主な原因は臓器破裂でも腹腔内出血でもなく、単純呼吸不全だ」「呼吸空間がない状態で呼吸筋が耐えられないほどの圧力で押されれば、息ができずに窒息する」と説明した。
 このような状況を避けるにはどうすればいいのか。コン・ハソン教授は「道の端の方が荷重が最も少ないので、群集に巻き込まれたら端の方に素早く移動しなければならない」「端の方に着いたら、その場で看板や塀・壁をつかんで踏ん張るべきだ」と言った。
 そして、「転倒したら最悪の事態になる」「もし転倒したら、すぐに体を丸めて、頭や胸、体を守り、呼吸する空間を確保しなければならない」と語った。
張祥鎮(チャン・サンジン)記者 , キム・ガヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版 Copyright (c) Chosunonline.com

記事入力 : 2022/10/30 10:17
220人超死傷の梨泰院事故 セウォル号沈没以来の惨事
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で29日夜、ハロウィーンイベントに押し寄せた多数の人が転倒して220人以上が死傷者した事故は、死者・行方不明者304人を出した2014年の旅客船セウォル号沈没事故以降、韓国で起きた最大規模の惨事となった。
 消防当局は30日午前6時現在、149人が死亡し、76人が負傷したと発表した。重体の人もおり、死者がさらに増える可能性がある。
 ソウル都心でこうした大事故が起きた例は少ない。
 1994年10月に漢江にかかる聖水大橋が崩落する事故が起き、バスに乗っていた高校生ら32人が死亡、17人が負傷した。翌95年6月には三豊百貨店が崩壊し、502人が死亡、937人が負傷した。
 ソウル以外では、2003年2月の南部・大邱の地下鉄放火事件で192人が死亡、151人が負傷。1993年10月には南西部・扶安でフェリーが沈没し、292人が亡くなった。
 また、2014年のセウォル号沈没事故はまだ国民の記憶に生々しく残っている。南部・済州島に向かう同船が沈没し、修学旅行中の高校生ら304人が死亡・行方不明となり、142人が負傷した。
 今回の梨泰院の事故を受け、警察は災難(災害)対策本部を立ち上げ、亡くなった人の身元の確認とともに事故現場の捜索に総力を挙げる。
聯合ニュース Copyright (c) Chosunonline.com


日本でも2001年には明石市で花火を見に来た人たちが

歩道橋で将棋倒しになり11名がお亡くなりになった事故がありましたし

近年、ハロウィンの際、渋谷に大勢の人々が押しかけ

迷惑行為が発生していることが問題化していることから

韓国と同じような事故が発生しないよう、

警察や地域の方々などが監視を続けています。


今のところ韓国では尹錫悦大統領も陣頭指揮をとって

対応しているようですが、

2014年に発生したセウォル号沈没事故のように

韓国政府や尹大統領が対応を誤ると

野党が虎視眈々とろうそくデモ開催を準備しているので

与党は足元をすくわれないよう注意しべきでしょう。
154人の命奪った、韓国梨泰院ハロウィーンの悲劇
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.31 07:094 
 29日午後10時25分ごろ、ソウルの地下鉄梨泰院(イテウォン)駅1番出口近くの路上である女性が座り込んで大声を張り上げた。そばにいた友人は道行く人に向かって涙声で「119に電話してください」と話した。
 しかし通り過ぎる人のほとんどは大型事故に感づくことができなかったようだ。歩くのが困難なほど人波が集まった中、クラブなどあちこちで音楽が大きく鳴り響き騒がしかったためだ。ある通行人は「人が運ばれて行くのにゾンビの仮装をしているので最初はなにかコントをやっているのかと思った」と話した。
 通報を受けた警察と消防署員が現場に到着しても同じだった。一部の市民は集団で歌ったり踊ったりした。結局午後11時ごろにようやく現場が統制され惨事の現場の実態が鮮明になり始め、その時始めてあちこちで悲鳴と泣き声が音楽を突き抜けてきた。
 2014年4月16日に304人が死亡・不明となったセウォル号沈没事故から8年ぶりに再び100人以上が死亡する惨事が発生した。ハロウィーンの10月31日を2日前に控えたソウル・梨泰院(イテウォン)で起きた圧死事故だ。韓国で起きた圧死事故としては最大規模だ。
 警察と消防当局によると、悲劇は29日午後10時15分ごろに起きた。ハミルトンホテル西側近にある幅5メートル、長さ50メートルの下り坂だった。
◇「突然両側から圧迫され…目の前が真っ白に」
 目撃者によると、満員電車の中のように自分の思うように動きにくい状況で人々が片側に集まり始め、突然ドミノのように人が次々と倒れた。ある目撃者は「あっという間に人波が崩れた。人が五重、六重に重なった」と話した。
 現場にいたが幸い難を逃れたというユーチューバーのソン・ヨジョンさんは自身のインスタグラムを通じ「当時後から『おい、押せ』と声がしたがある瞬間突然(前後の人波が)互いに力を加えて押し始めた。前後左右から圧迫され目の前が真っ白になった」と話した。現場から離れて見守っていたイ・ソニョンさんは「20~30人ほどが横たわっており、警察と消防当局だけでなく一般の人たちも出てきて心臓マッサージをするほど状況が深刻だった」と明らかにした。
 この圧死事故で30日午後9時現在154人が死亡し、132人が負傷した。死亡者のうち女性は98人で男性の56人より倍近く多い。相対的に体格が小さく耐える力が弱い女性が大きな被害を受けたという分析が提起される。
 外国人死亡者も26人に上る。この日午前6時まで外国人死亡者は2人と確認されたが身元確認過程でその規模が大きく膨らんだ。身元確認前まで中国人と東南アジア人などを韓国人と見なして集計したためだ。外国人死亡者の国籍はイラン、ノルウェー、中国、ウズベキスタンなど14カ国だ。
 負傷者の中では36人が重傷、96人が軽傷を負った。重傷者のうちさらに死亡者が出る可能性もある。消防当局は「被害者の大部分は10~20代」と説明した。消防当局は死傷者をソウルと京畿道(キョンギド)の病院40カ所に搬送した。漢南洞(ハンナムドン)の住民センター3階では行方不明者の届け出を受け付けている。
 この日の惨事は予見できたものという指摘が出ている。3年ぶりに「ノーマスク」でハロウィーンイベントが開かれたため過度な人波が集まったのだ。事故前日にも同様の状況が起きていたという目撃談がある。ある市民は「1日前の28日夜にも路地がぎっしり埋まった。一部の女性が人波に押され倒れたりもした」と話した。
 警察はソウル警察庁に捜査本部を設置し事故収拾とともに大々的な捜査を予告している。警察関係者は「もし周辺の事業者などが事故の原因を提供したとすれば業務上過失致死傷容疑を適用できる」と話した。検察は大検察庁(最高検)に事故対策本部を設置した。検察は業務上過失致死傷容疑だけでなく重大災害処罰法上の重大市民災害にも該当するか検討している。
 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は中央災害安全対策本部会議を開き、ソウルの竜山区(ヨンサンク)を特別災害地域に宣言した。また30日から来月5日午前0時まで国家哀悼期間に定めた。ソウル広場などには合同焼香所が設置される。
 尹大統領は30日午前に大統領室で発表した国民向け談話を通じ、「政府は国政の最優先順位を事故収拾と後続措置に置く」と明らかにした。
韓悳洙(ハン・ドクス)首相は「政府は死亡者遺族と負傷者に対する治癒支援金など必要な支援をすべてするだろう」と話した。

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