記事入力 : 2022/09/30 11:32
尹大統領支持率 4ポイント下落の24%=低俗発言問題で再び過去最低
【ソウル聯合ニュース】世論調査会社の韓国ギャラップが30日発表した調査結果によると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は前週比4ポイント下落の24%、不支持率は4ポイント上昇の65%だった。
尹大統領の支持率が就任後最低の24%を記録したのは8月第1週に続き2回目となる。韓国ギャラップは「不支持率の理由では外交、低俗発言波紋に関する言及が目立った」と分析した。
尹大統領を支持しない理由としては「外交」(17%)、「経験と資質の不足・無能」(13%)、「不注意な発言」(8%)などが挙がった。
支持の理由は「外交」(8%)、「一生懸命やっている・最善を尽くしている」「全般的によくやっている」(それぞれ7%)などだった。
尹大統領の今回の英国・米国・カナダ歴訪が韓国の国益に役立ったかどうかについては、33%が役に立ったと回答し、54%は役に立たなかったと答えた。
一方、政党支持率は保守系与党「国民の力」が3ポイント下落の31%、革新系最大野党「共に民主党」は2ポイント上昇の36%となった。革新系野党「正義党」は5%だった。
調査は27~29日、全国の18歳以上の1000人を対象に実施された。
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記事入力 : 2022/09/30 11:05
【9月30日付社説】外相解任案を強行採決した共に民主、国益を害する政略
韓国の革新系最大野党「共に民主党」が29日、外交部(省に相当)の朴振(パク・チン)長官の解任建議案を国会で単独採決した。「共に民主党」は、自党出身の金振杓(キム・ジンピョ)国会議長を通して議事日程を変更し、票決まで終えた。保守系与党「国民の力」は反発し、革新系少数野党の正義党は「解任建議案を政争の具にしようとする試み」だとして票決に参加しなかった。任命権者である尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、票決前から拒否の意志をはっきりと明らかにしていた。こうした状況で解任案を押し付けたのは、正義党の言葉通り政争のためのものだと見るしかない。
「共に民主党」が明らかにした解任建議理由も、事実とは異なる部分が多い。「共に民主党」は、尹大統領の歴訪中に韓米・韓日首脳会談が開かれず、「バイデン発言」論争で「外交惨事」が起きたから朴長官が責任を取るべき-と主張した。韓米間の正式な会談は米国側の事情で不発だったが、両首脳は4日間で3回も対面した。ホワイトハウスも、韓米首脳がインフレ抑制法などの懸案を話し合ったことを確認した。韓日首脳は30分間対面し、懸案を話し合った。「会談が開かれなかった」という民主党の主張は、「会談ではなく懇談」という日本側の発表と同じ主張だ。しかも今、韓日関係が良くないのは朴長官のせいではなく文在寅(ムン・ジェイン)政権の責任だ。なぜ朴長官の責任なのか。
「バイデン発言」は、尹大統領は言ってもいないことだと判明している。「共に民主党」は、発言映像を実際に撮ったMBC放送が報じるよりも先に、早々と大統領の発言を公開して問題にした。後に、これは「バイデン」ではなく「ナリミョン(飛ばしたら)」だと音声分析の専門家らが指摘している。尹大統領の発言の流れからしても「バイデン」はおかしい。言ってもいない言葉を根拠に、突拍子もなく外相解任案を出したというわけだ。無責任だ。
朴長官は、自らに対する解任建議案が通過する日、韓国を訪れた米国のカマラ・ハリス副大統領との会談スケジュールをこなした。米国側も、韓国国会で起きていることを知っただろう。これほどになると、国政の足を引っ張るにとどまらず国益の毀損(きそん)ではないか。「国民の力」院内代表が「今まさに外交活動を猛烈に行っている人物の背を刃物で刺すようなもの」と語ったが、間違いとは言えない。
今、韓国は複合危機の状況にある。インフレと国際金融危機、米中競争とサプライチェーン再編、ウクライナ戦争、迫りつつある北朝鮮の7回目の核実験、韓日関係復元など、外交長官が対応すべき件は一つや二つではない。今秋のG20(20カ国・地域)、APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議など、多国間外交の日程も連鎖的に組まれている。「共に民主党」は、こうした状況で朴長官を「自国の国会で不信任を受けた人間」にした。それも、何ら理由なく、政府に揺さぶりをかけようとする、純然たる政略として行った。「共に民主党」が169議席の力で守ろうとしているのは国益ではなく、ひたすら党利であるらしい。
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記事入力 : 2022/09/30 10:25
韓米日の対潜水艦戦訓練、共に民主議員が日時と位置を公開…韓国国防部「極めて遺憾」
韓国国防部「野党が機密事項である韓米日訓練の日程を流出させた…非常に遺憾」
野党の安圭佰(アン・ギュベク)議員がフェイスブックに日時と位置を公開
韓国軍とその周辺からは「国防委員としての本分を逸脱」との指摘も
韓国国防部(省に相当)は29日、韓国・米国・日本による海上訓練の日程とその内容が野党議員に流出し、事前に公開されたことについて「極めて遺憾」とコメントした。国防部はこの日声明を出し「韓米日による対潜水艦戦訓練は多くの部分が機密とするよう求められ、発表の時期についてはメディアの協力を得て調整していたが、訓練内容の一部が個人のSNS(交流サイト)を通じて公表された」とした上で上記のようにコメントした。
国防部は韓米日当局で合意した訓練の日程とその内容の一部を担当記者団に伝えたが、訓練開始の日時についてはエンバーゴ(特定時点まで報道を猶予する取り決め)を求めた。記者団も問題の特殊性を考慮しエンバーゴを受け入れることにした。ところが野党・共に民主党の安圭佰(アン・ギュベク)議員が訓練開始を翌日に控えた28日、突然フェイスブックに「懸念が現実となった。今月30日に韓米日の海軍が訓練を実施する」としてその日程や位置などを公開したのだ。訓練が行われる海域が韓国の作戦区域ではなく東海の公海上であったとしても、独島から150キロほどしか離れておらず、日本との訓練は認められないという趣旨だった。
国防部は声明で「今回の訓練は、北朝鮮の核とミサイルの脅威に対応するための韓米日による軍事協力を2017年以前の水準に復元しようとする国防部の措置だ」「過去にも実施されている」と説明した。国防部はさらに「特に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射能力を持つ北朝鮮潜水艦の探索・識別・追跡能力向上が目的だった」「訓練海域は北朝鮮SLBMの脅威や潜水艦の主要な活動が予想される海域を考慮して定めた」とも明らかにした。
与野党に関係なく国会国防委員が事前に入手した軍事・外交協議の内容を一方的に公開し、これを無力化するケースはほぼ前例がない。韓国軍とその周辺では「安議員は反日感情を刺激して人気を得るために、国防委員の本分から外れた行動をしたのでは」との指摘も出ている。与党・国民の力のシン・ウォンシク議員は「国家間の合意を破れば国への信頼が落ち、国益にもマイナスになる」「何よりも訓練海域が公開されれば対潜水艦戦訓練に致命的な問題が生じる恐れもある」と指摘した。その上で申議員は「外交・安全保障まで事実を歪曲(わいきょく)して親日をあおり、反日扇動の材料にする行動は中止すべきだ」と求めた。
盧錫祚(ノ・ソクチョ)記者
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韓国では与野党で醜い政争が続く中、大統領支持率がまた下がりました。
尹大統領のニューヨークでの米国侮辱発言が影響しているようですが
与党側は不適切発言を捏造とし、それをマスコミと野党の謀略としています。
野党は外交失敗のため外交部長官の引責辞任を求めています。
また、与党は野党議員による日米韓軍事演習についての情報漏洩を指摘しています。
本当に醜い政争ですが、これはどの国でもありそうな事例です。
日本でも安倍元総理の国葬や旧統一教会問題で
野党がマスコミとタッグを組んで与党を攻撃し、内閣支持率も低迷しています。
国葬時の左側の抗議デモでは倫理観のない行動もあり
日本の政争もかなり醜いと感じています。
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