記事入力 : 2023/05/28 19:36
飛行中にアシアナ機のドア開ける 乗客の男を逮捕=韓国
【大邱聯合ニュース】韓国航空大手・アシアナ航空の旅客機が非常ドアが開いたまま着陸した事故で、非常ドアを開けた乗客の30代の男が28日、逮捕された。
大邱地裁は同日午後2時半から約1時間にわたり逮捕状の発付可否を決める審査を行い、逮捕状を発付した。
事故は26日に南部・済州島から南東部の大邱へ向かっていたアシアナ機で発生した。男は同機が大邱空港に着陸する直前、地上約200メートルで非常口のドアを開けた疑い(航空保安法違反)が持たれている。
警察は27日、男の犯行が重く、逃亡の恐れがあるとして逮捕状を請求した。
事故当時、乗客の中には全国少年体育大会に参加する済州島の小中学生の選手団65人も含まれていた。呼吸困難などの症状で着陸直後に病院に運ばれた乗客9人のうち8人が選手団の選手だった。
男は逮捕状発付可否を決める審査に出席する前、「計画的にドアを開けたのか」「飛び降りるつもりだったのか」などと質問する報道陣に対し「早く降りたかった」と答えた。また、ドアを開けると危険だとは思わなかったのかと尋ねられると「(選手団の)子どもたちにとても申し訳ない」と話した。
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記事入力 : 2023/05/27 10:42
飛行中の韓国アシアナ機の扉、なぜ開いたのか
緊急着陸時に脱出するため、誰でも簡単に開けられるような構造
26日にアシアナ航空の旅客機の扉が飛行中に開いた事故で、人々が最も疑問に思ったのは「なぜ飛行中に扉を開けることができたのか」だ。
飛行機の扉は、機体内で火災や爆発といった危険な状況が発生し、緊急着陸する際、乗客が脱出できる唯一の通路だ。乗客は扉を開け、膨張・展開する緊急脱出スライドを滑り降りて海上や地上に脱出する。こうした重要性があるため、扉の前の座席は非常時に乗務員を補助することができる「健康な成人」だけが座れる。ここに座る乗客は離陸前に乗務員から教育を受け、荷物も必ず座席の上の棚に入れなければならない。乗客は乗務員の指示に従ってのみ扉を操作することができるが、違反時には航空保安法第46条により10年以下の懲役に処せられる。
【動画】非常ドアが開いたまま大邱空港に着陸するアシアナ機
今回のアシアナ機は、扉の取っ手にかぶせられたプラスチックカバーを開け、取っ手を回すと数秒で扉が開く構造だった。航空機の機種によって多少の違いはあるが、ほとんど取っ手を回す、あるいは扉を手前に引っ張るなどの簡単な操作で扉を手動で開けることができる。しかし、一定の高度以上で飛行中の航空機の扉を開けることは事実上不可能だ。飛行機の外の気圧と機内の気圧の差が大きく、人の力で扉を押しても開かない。飛行高度である上空約3万フィート(約9キロメートル)における大気圧は地上の25%程度であり、機内ではシステム上、地上と同じ気圧を維持しているため、差が大きい。ただし、飛行高度が約1000フィート(約300メートル)まで下がると機体の内と外の気圧差が縮まり、扉が開けられるようになる。この場合も扉は一度ではすぐに開かず、徐々に開く。この日のアシアナ航空機事故は着陸2-3分前、上空約820フィート(約250メートル)で発生したものだ。
「機長と乗務員だけが扉を開けられるよう、別途に装置を取り付けたり、航空機が完全に着陸した時にだけ開けられるようロック装置を強化したりすべきだ」という指摘も一部にはある。だが、航空業界では「そうすれば問題がさらに大きくなる恐れがある」と話す。火災などで操縦室が損傷したり、機体の欠陥で機長・乗務員が別途のロック装置を解除できずに乗客が扉を開けられない状況が発生したりする恐れがあるためだ。
カン・ダウン記者
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記事入力 : 2023/05/26 15:37
韓国アシアナ機、着陸直前に乗客が非常ドアを開ける…6人が呼吸困難で救急搬送 /大邱
26日午前11時58分に済州空港を出発して大邱へ向かっていたアシアナ航空の旅客機で、着陸直前に非常ドアが突然開けられ、乗客6人が呼吸困難の症状を示して病院に搬送された。
アシアナ航空などによると、同日午後0時45分ごろ、アシアナ航空OZ8124便の旅客機が大邱空港に着陸する直前、非常ドアが突然開けられた。旅客機はドアが開いた状態で滑走路に降りたと伝えられている。旅客機に乗っていた194人にけがはなかったが、乗客6人ほどが呼吸困難の症状を示し、着陸直後に救急車で病院へ搬送された。
この非常ドアは、旅客機が大邱空港に着陸する直前の高度200メートルのところで、ドア側に座っていた乗客が開けたことが分かった。
アシアナ航空の関係者は「航空機の非常口側に座っていたある乗客が突然非常ドアを開けた旨を警察に供述した」とし、「警察の取り調べが終わった後、追って措置を取る予定」と語った。
大邱警察庁の関係者は「現在、この乗客を含め、事件の正確な経緯を調べている」とコメントした。
イ・スンギュ記者
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韓国では日常茶飯事のことなのでしょうけれど
バカにつける薬はありません。
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