尹錫悦大統領の訪米1カ月前に…安保室長が電撃辞任
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.30 07:122
韓国大統領室の金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長が29日に電撃辞任した。「苦心の末に」辞意を受け入れた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はすぐに後任安保室長として公館長会議出席のため帰国した趙太庸(チョ・テヨン)駐米大使を内定した。12日に金一範(キム・イルボム)儀典秘書官、27日に李文熙(イ・ムンヒ)外交秘書官が替わったのに続き4月末の尹大統領の米国国賓訪問まで1カ月も残っていない時点で安保室長まで交替となり波紋を呼びそうだ。
金恩慧(キム・ウンヘ)広報首席秘書官は午後5時55分の会見でこうした内容を発表し、「駐米大使の後任は速やかに選定し米ホワイトハウスにアグレマンを要請する計画」と付け加えた。後任は首脳会談前の赴任が必要という点から現職外交官である趙賢東(チョ・ヒョンドン)外交部第1次官と李度勲(イ・ドフン)第2次官が有力視される。趙太庸氏は30日から室長を務める。
この日の会見50分ほど前に金室長は「きょう付で国家安保室長職から退こうと思う」という立場文を配布した。金室長は「1年前に職務の提案を受けた時に韓米同盟を復元し韓日関係を改善して韓米日安保協力を強化するための土台を用意した後に再び学校に戻りたいと話している」と書いた。
続けて「そうした環境がある程度充足されたと考える。米国国賓訪問の準備もしっかり進行しており後任者が来ても支障なく業務を遂行できると考える」と付け加えた。金室長は特に、「私による議論がこれ以上外交と国政運営に負担にならなければ良い」と明らかにした。
大統領室高位関係者は「安保室長交替を検討したことはなく大統領も引き止めたと承知しているが、金室長が外交と国政運営に負担にならなければという考えを何度も表明し苦心の末に受け入れたと理解する」と話した。金室長は尹大統領と小学校の同窓で50年来の親交を持つ友人でもあり、この日の電撃辞任を衝撃的に受け止める参謀が多かった。
大統領室内外ではこの日の電撃交替はこれまで金室長がトップである大統領室の外交ラインに対する不満が一部原因になったとの見方がある。一例として尹大統領は21日に韓国政府の韓日関係改善努力に対する世論が友好的でないことから閣議冒頭発言を23分間にわたり生中継し国民の直接説得に出た。この席で尹大統領は自身が直接世論説得に出るほかない状況にまでなったことに対して参謀を叱咤し、韓日関係改善に慎重な立場を見せた金室長は大きな負担を感じたという。
◇首脳会談準備過程で相次いだ失策…安保室内の不和説も
このほか首脳会談関連の主要文書報告が漏れており、非公開で行われた韓米主要行事にゴールドバーグ駐韓米大使が招待されなかったこともあったという。
また、尹大統領は折に触れ「セールス外交」に言及しながら外交も経済の延長だと強調するが、その間安保室がセキュリティを理由に壁を設けたため安保室と経済首席室など秘書室との疎通が円滑でなかったという指摘も出る。ある消息筋は「秘書室と安保室の疎通断絶が根本的原因かもしれない。安保室長交替だけでこの問題を解決するのは容易でなく、組織改編の可能性も排除することはできない」と予想した。
与党内では韓米首脳会談準備過程で相次ぐ報告漏れが決定的契機だったとの話も出ている。米国側から先に韓米歌手共演を提案しBTSを要請したが、金室長ら安保室ラインが関連報告や後続措置を取らず保留したということだ。特にこの日午前まで「韓米首脳会談に向け支障なく準備し、成果を出した後で交替するというのが内部コンセンサス」(大統領室関係者)という雰囲気だったが、午後になってがらりと変わったのは「内部パッシング」問題が再度ふくらんだという。金泰孝(キム・テヒョ)安保室第1次長も関連事実を認知できなかったとのことだ。
結局BTS公演は実現せずBLACKPINKとレディ・ガガの合同公演で整理されたが、この過程で報告がまともにされなかった事実を遅れて報告された尹大統領が安保室ラインを叱咤したという。大統領室関係者は「単純な文化公演次元を超えて国賓訪問日程を調整する韓米間のプロセスに問題が生じたもの。両国大統領夫妻同伴日程に関連したものと理解している」と話した。
こうした背景には金聖翰室長と金泰孝第1次長の不和説も提起される。旧外交安保研究院(現国立外交員傘下外交安保研究所)時代から先輩と後輩の関係だった2人は尹錫悦政権引き継ぎ委員会時代に金室長は外交安保分科幹事、金次長は分科委員として息を合わせ、政権発足後には安保室長と第1次長としてともに働いた。だが2人は政策方向などをめぐってぶつかることが多かったという。与党関係者は「2人とも自己主張が強い性格のため、『果たして相性が合うだろうか』という懸念が広がっていた。韓米首脳会談というビッグイベントを控えてたまっていた問題が出てきたもの」と話した。大統領室内外では「2人のぎくしゃくした関係を尹大統領も認知している」という話も漏れ聞かれた。
朝鮮半島は有史以来支那の属国であったため、
支那への朝貢や使節団の受け入れ以外に外交の必要がありませんでした。
そのため王族や貴族は産業や文化を発展させず権力闘争に明け暮れた結果
朝鮮半島人のDNAには権力への欲望を根源とした他人を蹴落とすことへの
執念が刻み込まれています。
そんな民族ですから大韓帝国は支那の庇護下から外れると
国際感覚もなく国家運営もできないまま、日本への併合を求めました。
今も朝鮮半島人は国際感覚もなく国家運営も十分にできないまま
国内の他人を蹴落とす権力争いに勤しんでいるようです。
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