記事入力 : 2023/03/29 11:13
【3月29日付社説】日本の教科書歴史歪曲、日本に軽々しい期待はせず国益守る外交を展開すべき
日本の文部科学省が28日に発表した教科書検定結果によると、今後日本の全ての小学生は独島について「日本固有の領土」と記載された教科書で授業を受けることになる。これまでの「日本領土」よりも表現が強まった形だ。また一部の教科書には「韓国に不法占拠され日本は抗議している」とも記載されている。朝鮮人の徴兵は強制性を弱める方向に書き換えられた。関東大震災での朝鮮人虐殺についてある教科書に掲載されていた「朝鮮人が井戸に毒を入れたなどのうわさが広がり、多くの朝鮮人が殺害された」というコラムはなくなった。
今回の日本における教科書改悪は2021年の指針に基づくものだ。しかし尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が韓国国内の反発にもかかわらず「韓日関係正常化」を宣言し、日本で首脳会談を行うことで日本の誠意ある対応を期待する中で今回の教科書検定結果が発表されたため、韓国国民の感情は一層傷ついた。日本の岸田首相は首脳会談でも歴史について明確な謝罪はしなかった。
今後も日本では4月と7月ごろに独島と韓日関係について歪曲(わいきょく)した外交青書と防衛白書が出るだろう。韓国政府は韓日首脳会談を準備する中でこのような日本のスケジュールについて事前に全く協議しなかったのだろうか。首脳会談後に特別な対策もないためか、日本では韓国を当惑させる出来事が相次いで起こり、そのため「日本に裏切られた」という世論も韓国国内で強まっている。
日本が尹大統領の大胆な譲歩に感動し、歴史問題で謝罪し、態度が変わると信じるのは幻想に過ぎない。世の中にそんな国は存在しない。特に日本はそうだ。冷静に自分たちが取るべき利益を計算し、ごくわずかに動くだけだ。日本の新聞が27日に報じた世論調査によると、「韓日首脳会談は成功した」と評価する日本人は63%だったが、「今後韓日関係が良くなる」と考える日本人はわずか35%だった。「変わらない」という回答の方が56%とはるかに多かった点はさまざまなことを示唆している。
中国と北朝鮮の脅威に対処するには安全保障という大枠で韓米日による三角協力は避けて通れない。そのためには日本との関係改善は必要だ。しかし韓日関係において日本の善意を期待してはならない。韓国の国力が高まると日本ではかつてのような寛容はなくなった。日本は今後も歴史歪曲教科書を出版し、独島領有権を主張してくるだろう。これを前提に緻密に対応し、冷静に国益を守る外交を展開しなけれならない。
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記事入力 : 2023/03/29 10:33
日本の小学校教科書が強制徴用の表現薄める…「連れてこられた」→「動員された」
日本の小学校教科書はどう変わったか
独島「不法」とする日本の教科書が検定通過…韓国政府「深い遺憾」
日本政府は28日、強制徴用に関する記述を以前よりも曖昧にした10種類の小学校教科書に対する検定を承認した。来年以降、日本の小学生たちが学ぶこれらの教科書では独島(日本は「竹島」と表記)に関する説明が「韓国が占拠」から「韓国が不法占拠」へと変更された。歴史に対する認識が後退した形だ。
日本の文部科学省は28日に教科用図書検定調査審議会総会を開催し、小学校3-6年生の社会科教科書10点に対する検定を承認した。日本の小学校は来年以降、政府の検定を通過した社会科教科書の中から一つを選択し、翌年から児童を指導する。歴史を歪曲(わいきょく)して記述した日本の教科書検定に対し、韓国大統領室の幹部は「大韓民国の領土と主権については一切の譲歩もあり得ない。これは大統領室の断固たる立場」と述べた。韓国外交部(省に相当)は報道官声明で「深い遺憾を表明する」と発表し、趙賢東(チョ・ヒョンドン)韓国外交部第1次官は28日午後5時ごろ、熊谷直樹・駐韓日本大使館総括公使を大使代理として外交部に呼び、教科書検定に抗議した。
新しい教科書には日帝強占期に強制的に徴兵・連行された韓国人に対する記述が以前よりも弱まるか、あるいは曖昧な表現に薄まった。55%と最も高いシェアを持つ東京書籍発行の6年生社会科教科書は徴用について「多くの朝鮮人と中国人が強制的に連れてこられて」だったのが、「強制的に動員された」に変更された。今回も「強制的に」という表現は削除せずそのまま使用された。しかし連行するという意味の「連れてこられた」は「動員された」と純化された表現に変わった。同じ教科書で徴兵に関する表現は「日本軍の兵士として徴兵され」という文章が「日本軍に兵士として加わるようになり、のちに徴兵制が取られるようになりました」に変わった。教育出版の教科書も「日本軍の兵士として徴兵され、戦場に送られた」だった以前の記述から「徴兵され」が除外された「日本軍の兵士として戦場に送られた」に修正された。
独島についてはさらにひどくなった。東京書籍は「竹島は…韓国に占拠され」だったが、今回は「不法占拠」に変更された。また独島が「日本固有の領土」となり、以前の「日本の領土」よりも強い表現に歪曲した教科書も増えた。日本文教出版はこれまで「日本領土の北方領土と竹島」という記述を「日本の固有領土の北方領土と竹島」に変更した。「独島は一度も他国の領土になったことがない」という意味を強調したのだ。日本の検定教科書は独島と共にロシアが実効支配している南クリル列島の4島(日本名、北方領土、北海道の北側に位置)と、中国と領有権争いをしている尖閣(中国名、釣魚島)列島についても日本固有の領土と明記している。
日本の文部科学省は小中高校の歴史教科書に対して4年に1回検定を行っている。2021年には高校1年生、昨年は高校2-3年生、今年は小学校の教科書を検定した。来年は中学校の教科書を検定する。今回歴史に関する記述の修正は今月開催された韓日首脳会談とは関係なく、事前に定められたスケジュールによって行われた。日本政府が悪意を持って首脳会談直後に歴史歪曲を行ったとは考えられないということだ。
日本の出版社は教科書を編さんする際、文部科学省の「学習指導要領解説書」を基準としているが、この「学習指導要領」は日本の閣議決定に従って歴史記述の方針を変更する。今回の強制徴用・徴兵に関する記述の変更は2021年「朝鮮人戦時労働は強制連行や強制労働ではない」とする閣議決定に沿ったものだ。これに伴い昨年検定が行われた高校2-3年生の歴史教科書にも同じ修正がすでに行われている。
日本は日帝強占期当時の強制徴用について「戦時国民動員令に基づき、日本国籍者を徴兵・徴用した措置であるため、合法的な国の公権力公使」と主張している。当時の韓国人も日本国籍者だったため、不法性はないという解釈だ。「1910年の朝鮮強制併合は合法」とする日本の主張が前提となっている。しかしこれらの前提は韓国の立場とは完全に異なる。韓国は日帝による朝鮮併合そのものが不法であるため、「合法的な国家の公権力行使そのものが成立しない」と考えている。
東京=成好哲(ソン・ホチョル)東京支局長、キム・ウンジュン記者
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記事入力 : 2023/03/28 21:37
韓国専門家「望んで日本兵になったと誤解招く恐れも」 教科書検定に懸念
【ソウル聯合ニュース】日本政府が戦時中の朝鮮半島出身者の徴兵関連記述の強制性を薄め、独島の領有権主張を強化した小学校教科書の検定結果を公表したことを巡り、韓国の専門家らは歪んだ歴史認識を助長する恐れがあるとの懸念を表明した。
韓国政府系シンクタンク、東北アジア歴史財団のチョ・ユンス教科書研究センター長は28日、聯合ニュースの取材に対し、検定に合格した教科書で「志願して兵士になった朝鮮の若者たち」という表現などが使われたことについて、「(戦場に送る)制度を実施したこと自体が圧力だ」とし、「望んで日本の軍人になったという誤解を招きかねない」と指摘した。
チョ氏は「形式上、志願兵として送ったとしても、当局が様々な方式で当事者に圧力をかけたため事実上選択の余地がなく日本兵になった人たちがいる」と指摘した。
また別の教科書で「日本軍の兵士として徴兵し戦場に送ったりした」という記述から「徴兵し」の部分が削除されたことについては、「(当時の日本は)朝鮮人を志願兵として戦場に送り、後に徴兵を実施したが、教科書で意図的に徴兵を除いて志願を強調すれば、バランスの取れた記述とはみなし難い」との見解を示した。
「独島が日本固有の領土で、韓国が不法占拠をしている」という内容の記述については、2020年度に小学校の新学習指導要領が導入されてから続いていると説明した。
チョ氏は「このような教科書で学んだ未来の世代は韓国に対する偏見と誤った認識を持つことになり、心配だ」とし、両国間に明るい未来をもたらすことも難しくなるとの見解を示した。
アジア平和と歴史研究所のイ・シンチョル所長は「志願兵がいたのは事実だが、まるで自ら望んで行ったかのように強調するのは植民地支配されていた状況に対する理解を排除したもの」と指摘した。
また今年検定に合格した教科書は全般的に改悪されたとし「(韓国政府が)過去は忘れて交流しようというメッセージを投げかけるのは受け入れ難い」と苦言を呈した。
東北アジア歴史財団は日本の小学校教科書の検定結果を分析し対応策を模索する専門家セミナーを29日午前に同財団で開催する。
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記事入力 : 2023/03/28 17:57
日本の教科書検定「自国中心の誤った歴史観で歪曲」 是正求める=韓国教育部
【ソウル聯合ニュース】日本政府が28日、日本による植民地時代の朝鮮半島出身者の徴兵関連記述の強制性を薄め、独島の領有権主張を強化した小学校教科書の検定結果を公表したことについて、韓国教育部は「自国中心の誤った歴史観によって歪曲(わいきょく)した歴史を記述する教科書を日本の文部科学省が検定で通過(合格)させた結果に失望せざるを得ない」とする報道官声明を出した。
同部は、歴史的・地理的・国際法的に明白な韓国の領土である独島を「日本固有の領土」と記述した教科書を検定で合格させたことに強く抗議し是正を求めるとともに、徴兵関連の記述で強制性を薄めたことに遺憾を表明。「未来指向の韓日関係のため、日本政府は韓国の領土と歴史に対する不当な主張を直ちにやめるよう願う」と強調した。
また、日本政府の歴史歪曲と領土主権侵害の不当性を正すため、小中高生に対する歴史教育と独島教育を強化する方針を示した。
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日本は歴史的な資料等を客観的に判断して歴史教科書を見直し、
先の大戦後にGHQから押し付けられた
自虐史観から抜け出しつつあります。
韓国や日本の左派は日本人が自虐史観から抜け出すことを嫌っているため
教科書改正に反対しているのです。
GHQは日本の国力を増強させないよう日本人に自虐史観を植え付け
民族の意志をまとめさせないよう、戦後教育で日本の過去を徹底的に否定し
日本人のナショナリズムを否定するよう教育するようにしました。
日本の左派はそれに便乗し続けて、今も反日活動を続けており
ナショナリズムとファシズムを同一視するような発言を行うことで
日本人のなしゃなリズムを否定し続けています。
韓国人は「日本は加害者であり、被害者である韓国に
永遠に謝罪と賠償させ続ける」という考えのもと、
日本の左派を応援するとともに、日本が正しい歴史を認識して
韓国が必ずしも被害者でないということを気づかせたくないのです。
日本国内の反日勢力と同様、韓国は日本にとって害悪でしかないのです。
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