習主席に似ているプーさん、ホラー映画で連鎖殺人魔に変身…香港・マカオで公開中止に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.23 08:440
くまのプーさんを主人公にした英国ホラー映画『くまのプーさん:血と蜂蜜(Winnie the Pooh: Blood and Honey)』が香港とマカオでは上映できなくなった。
22日、BBC・ロイター通信などによると、23日に予定されていた同映画の香港公開が突然中止となった。映画配給会社が中国の特別行政区域である香港とマカオでは公開しないと発表した。
くまのプーさんは原作童話では蜂蜜が好きな親しみやすいイメージだ。しかし今回の映画では斧を振り回す連続殺人魔という設定になっている。
同作は今年2月と3月、それぞれ米国と英国で先行公開された。配給会社のVIIピラーズ・エンターテインメント(VII Pillars Entertainment)は香港とマカオのファンに謝罪しながら「映画館での準備をすべて終えた後に突然上映を中止するとは有り得ないこと」と明らかにした。
リース・フレイク=ウォーターフィールド監督はロイター通信とのインタビューで「映画館側は同映画の上映に同意していた。なのに一夜の間にすべての映画館が上映中止決定を下した。これは偶然ではない」とし「映画館側は技術的な理由を主張するが、技術的な理由はない。すでに世界の映画館4000カ所余りで上映された。ところが香港内30余りのスクリーンだけでそのような問題が生じた」と残念がった。
くまのプーさんは中国で習近平国家主席と似ているという理由で「タブー」になっている。習主席に反対する抗議手段として使われる場合もある。
2013年習主席と当時バラク・オバマ元大統領が並んで歩く様子をくまのプーさんとティガーのキャラクターと比較する写真が拡散したことが契機となった。
2018年公開されたディズニー実写映画『プーと大人になった僕』は中国で上映が禁止された。
香港「映画、新聞と記事管理のための事務局(OFNAA、Office for Film, Newspaper and Article Administration)」は『くまのプーさん:血と蜂蜜』は承認を受けたとし、検閲による公開中止説を否定した。香港では許可が下りなかった映画は上映することができないが、今回はそのようなケースでないと線を引いたのだ。
一方、このような映画製作は著作権解除で可能だった。くまのプーさんの童話に関する著作権は昨年1月に満了しており、プーさんがホラー映画の主人公として再解釈することができるようになっていた。
「でしょうね」という話です。
どのみち放映できないのなら支那版は「習近平:血と蜂蜜」でよかったと思います。
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