韓国与党院内代表「北の無人機ソウル侵犯は衝撃…われわれが徹底的にやられた」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.27 11:525
与党「国民の力」の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表は北朝鮮の無人機5機が韓国領空を侵犯したことに対し「今回はわれわれが徹底的にやられた」と話した。
朱院内代表は27日に国会で開かれた院内対策会議で「きのう北朝鮮の無人機数機がソウル上空と京畿道(キョンギド)の住宅地域まで南下してきたというのに国民の不安感は到底語れない」としてこのように明らかにした。
朱院内代表は「対応過程で韓国の戦闘機が墜落したことはさておき、敵の無人機がソウル中心部まで何の制止もなく飛んできたこと自体がとても衝撃的」と指摘した。
続けて「軍は国民の生命と財産を守る最後の砦。国防はたった一瞬の失敗や隙があってはならない。8年前にもこうした侵犯があったのになぜまともに備えられなかったのか検閲し備えなければならない」と強調した。
朱院内代表は「あす招集される国会国防委員会を中心に対策をまとめ、韓国の領空が侵奪されることがないよう備えることを望む」と呼び掛けた。
韓国合同参謀本部によると、26日午前10時25分ごろから京畿道一帯で北朝鮮の無人機5機が確認された。北朝鮮の無人機が韓国領空を侵犯したのは2017年から5年ぶりだ。
北朝鮮の無人機は京畿道の金浦(キンポ)・坡州(パジュ)と江華島(カンファド)一帯に飛来し、数機がそれぞれ異なる航跡を見せた中で一部は民間人と集落がある地域まで南下してきた。
韓国軍は未詳の航跡を金浦の前方軍事境界線(MDL)北側から捕捉、識別して警告放送と警告射撃を何回もした。空軍は戦闘機と攻撃ヘリなど対応戦力を投じて撃墜作戦に出たが1機も撃墜できなかった。
北朝鮮の無人機のうち1機はソウル北部圏を飛び回って北朝鮮に戻り、追跡に失敗した無人機も北朝鮮に戻ったことがわかった。
今回は韓国軍の失態が明らかになっているため
責任のなすりつけ合いにはならないようです。
韓国軍の訓練不足、前政権の政策失敗などと
政府責任を回避する発言もでてくるかと思ったのですが
一般的な回答のようでした。
ただ、北朝鮮は韓国の弱点を早々と見せてしまい、
韓国への軍事侵攻時の有効的な先制攻撃手段の一つを
失う可能性が大きくなりました。
ただ、韓国は8年前にも北朝鮮の無人機侵入に対応できておらず
今回も対応ができなかったという学習能力不足も露見しました。
ドローン対応は世界的にも有効手段を模索中なので
韓国軍の対応は当面、難しいと思われます。
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